松本人志『しんぼる』とイチロー

tetsuya_murakami2009-09-17

松本人志『しんぼる』の主人公は、最初はもがき苦しみながらも、
世界の仕組みを理解していき、マイケルジーダンのように飛翔しながら高みに登り、
仙人のように悟りを開く。


イチローは2009年に9年連続200本安打を達成した。
『しんぼる』の主人公が最終的に到達した、
世界を自由に操れるぐらいの高みを、イチローも見ているのだろう。


『しんぼる』で描いかれている達人は、
イチローやマイケルジョーダンのような人物だろう。


イチローはバットを巧みに操り、未来すら操り、
毎年当たり前のように200本安打を達成する。


マイケルジョーダンも、シュートする前から、
シュートが決まることが予測できるという。


われわれも『シンボル』の主人公や、イチロー、マイケルジョーダンのように、
高みに到達し、悟りを開きたいものだ。


われわれは、彼らの立っている高みに向かって、
ウサインボルトのような速さで、
韋駄天のような速さで、上昇していく。


『新文学02』発売を記念して、著名な編集者である松平耕一さんと、
プリクラプロモーションを行った。以下がその広告である。

われわれが初めて同人誌でプリクラプロモーションをおこなった。
イチローが初めて日本人打者としてメジャーで成功モデルを作ったように、
われわれ『新文学02』が同人誌としてプリクラプロモーションの成功モデルを作った。


イチローのプレーが美しく芸術的であるように
われわれの文章も美しい芸術作品そのものである。


イチローのプレーが人々に快感を与えるように、
村上哲也の表現活動も人々にカタルシスを与える。


イチローと村上哲也は完全に2009年現在、世界のトップランナーである。
村上哲也は言葉のレーザービームを投げ続けている。
批評家・村上哲也






私の論文『ゼロ年代の笑いの構造』が載っている『新文学02』は
新宿ジュンク堂でも購入可能です。


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